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『中国書法通解』 兪膺潔、兪建華著


  

書を学ぶ人、教える人をさらなる探求へ導く書法概説書
 楷書・行書・草書・隷書・篆書の書体ごとに、著名書家の特徴を中心に学ぶ書法概説。書家・書法理論家である著者の長年の実践経験に基づき、それぞれの書体の技法をテクニカルタームと図版を用いて丁寧に解説する。書体間の相互の影響についても触れ、どの書体から読み始めても関連付けながら理解できる。筆法(用筆法)、臨模を重視し、探究すべき課題があちこちに提示され、書を学ぶ人、教える人をさらなる探求と独自の美意識の表現へ導く。
写真左が日本語版、右が原書の書影

◎『中国書法通解』販売ページリンク
・『中国書法通解』(2017年10月28日刊行)
ISBN978-4-909089-11-3 C0071 定価2500円+税
A5判並製 228頁 大樟樹出版社発行

【目次】
・はじめに

・第一章 概説:
 書の学習/書法簡史概説/筆法、筆勢、筆意/永字八法

・第二章 楷書:
 楷書の結体/顔真卿の楷書/柳公権の楷書/欧陽詢の楷書
 /趙孟頫の楷書/南北朝の碑刻

・第三章 行書:
 行書について/王羲之の行書/蘇軾の行書/黄庭堅の行書

・第四章 草書:
 章草について/今草について/今草の名家/大草について
 /大草の名家

・第五章 隷書:
 隷書について/隷書の用筆/隷書の結体/「曹全碑」
 /「張遷碑」/「石門頌」/漢代の竹簡木牘/鄭簠の隷書

・第六章 篆書:
 篆書について/大篆について/小篆について/鄧石如の篆書
 /呉昌碩の篆書

著者:兪膺潔(ゆ・ようけつ)
浙江科技学院芸術設計学院にて書法等を講じる。幼時より家庭での薫陶を受け、篆書・隷書・楷書・行書・草書の五体に通じ、書法史に造詣が深い。

著者:兪建華(ゆ・けんか)
1944年浙江省海塩県生まれ。浙江美術学院国画系卒。中国書法家協会会員。浙江省書法家協会副主席、杭州市書法家協会副主席、浙江省書法理論研究会副会長、中国美術家協会浙江分会会員、杭州市政協詩社社員、浙江老年大学副教務長などを歴任。様々な書体に通じ、特に隷書・行書に優れる。現代の著名な書法家・書法理論家。

監訳者:河内利治(かわち・としはる)
1958年大阪府生まれ。字・君平。博士(中国学)。沙孟海・今井凌雪に師事。浙江美術学院国画系留学(中国政府奨学金)、筑波大学大学院博士課程単位取得退学。現在、日展会友、西泠印社名誉社員、書学書道史学会副理事長、大東文化大学文学部長、書道学科教授。著書に『書法美学の研究』(汲古書院)ほか多数。

訳者:樋口將一(ひぐち・しょういち)
1977年大分県生まれ。修士(文学)。大東文化大学文学部卒。1999年、中国北京に留学。2000年から2009年まで中国政府公費留学生として中央美術学院で学ぶ。現在、大東文化大学書道研究所客員研究員。大分大学教育学部非常勤講師。訳書に『中国書道の至宝』(中国中央電視台編/河内利治監修、国書刊行会)がある。

〈2017/3/15公開、2018/4/25最終更新〉